簡単だけど効果あり!歩く瞑想・マインドフルネスのやり方

いまやちょっとしたブームになっているマインドフルネス。簡単にいえば瞑想のことですが、人それぞれが持つ「瞑想」という言葉の観念、イメージを取り除いた新しい言葉です。あまり知られていませんが、ノーベル平和賞候補にも選出されたベトナム出身の僧侶ティク・ナット・ハンによって世界に広められた教えです。

個人的にマインドフルネスにハマった時期があり、実践してみて「なるほど!」という気付きがありました。日本では学業やビジネスなどへの効果ばかりが注目されますが、それ以上の大切なことが得られるように思います。もしかしたら、自分の世界がひっくり返るような何かが起こるかもしれません。

マインドフルネスは座って呼吸に意識を向けるやり方が一般的ですが、これが結構難しいのです。そこで、わたしが一番おすすめの方法「歩くマインドフルネス」についてご紹介します。やり方、効果をまとめてみました。

歩くマインドフルネス(瞑想)のやり方

そもそもマインドフルネスは、「いま、この瞬間に意図的に意識を向けている状態」のことを指します。新しいワードなので、いろいろ定義はあるかと思いますが、シンプルに表現すればそういう理解となります。

つまり、歩くマインドフルネスとは、歩きながらその状態にいればよいわけです。極端にいうと、頭の中の自分のおしゃべりに思いを巡らせずに、無になること。

普段、誰しも頭の中で考え事、おしゃべりをして、あれこれ日常をこなしていますよね?マインドフルネスは、その自作自演のような会話と会話の隙間にある「無」にフォーカスを向けます。

という説明をきくと、ところで「無」ってなに?

などと、また違うおしゃべりをはじめてしまうので、「呼吸に意識を向ける」というスタイルが推奨されています。

歩くマインドフルネスは、意識を向ける先を「呼吸」ではなく、たとえば「足裏」にします。

特に決まったやり方はないようですが、割とポピュラーな方法は「左、右、左、右と心の中でつぶやきながら、地面に触れる足裏一点に注目し続ける」というもの。

ただし、リズミカルに「左、右、左、右・・・」といっていると、ただの号令になってしまいます。

かかと、つま先、足裏全体の感触しっかり感じ終わってから、「左、右、左、右・・・」と心の中でつぶやいていきます。

その際の注意点は、基点となる感触の位置を「かかと」、「つま先」のどちらかに決めるということ。どっちもやると、かなり忙しくなり、号令になりがちです。

おすすめは「左、右、左、右・・・」ではなく、左右のどちらかに絞って「左、左、左・・・」とする方法です。

地面と足裏の感触というのは、靴を履いているとわかりにくいため、一度家の中で裸足でやってみるとよくわかります。

かかとが床に触れたときの肌の感触、体重をかけたときの肌が押しつぶされる感触、かかとからつま先へ移動するときの押しつぶされた肌が戻る感触など、意識を集中させて体感してみてください。

 歩くマインドフルネスの効果

人によって、歩くマインドフルネスの効果は違いがあるかもしれませんが、すぐ何かが変わるわけではないと思います。

わたしは2週間程、外を歩くとき、家の中にいるとき、できる限りこの歩くマインドフルネスを実践してみました。

日常的で一般的な効果といえば、

「あれこれ悩む時間が大幅に減り、リラックスできる」ということ。

暗記力がよくなるとか、新しいアイデアが浮かびやすくなるとか、世間ではそんな効果があるといわれていますが、それはよくわかりません。

ただ、続ける価値はあると思います。

だって、無の状態を継続できるということは、心がずっと平和でいられるわけですから。

マインドフルネスの不思議な体験

ある日、外を歩きながらマインドフルネスをやっていたら、世界が違って見える瞬間がありました。

目の前に広がっている光景が止まったような、不思議な感覚。うまく言葉で表現できないのですが、この世界に自分しかいないような、ただ目の前で景色が流れているような、そんな感覚でした。

孤独感はなく、嬉しいとか、悲しいとか、なんの感情もない世界で、目に映るビルや道路がすごく鮮明に見えました。

歩くマインドフルネスが割と習慣的になり、約半年間に3回、その不思議な感覚を体験しました。よくわかりませんが、マインドフルネスって、とんでもないものなのではないか?と思っています。

いまも思い出したとき歩く瞑想をやっていますが、またあのファンタジーな感覚を体験したいな、という目的でやってるかもしれません。それくらい、非日常的な感覚でした。

また、自分の思考をコントロールしやすくなったと感じています。どうでも良いことで思考がいっぱいになっていても、それをスルーするのが上手になります。

マインドフルネスと提唱しているティック・ナット・ハンは、結局のところ、「心を平和にすること」の大切さを広めたいのだと思います。そうすることで自分の世界が変わり、広い意味での世界も変わるのです。

ひとまず、頭の中のおしゃべりに捉われなくなるトレーニングだと思って、やってみるといいかもしれません。過去や未来についてネガティブな妄想しているよりは、有意義な時間を過ごせます。

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