原作が深い!人生のターニングポイントに観たい映画『食べて、祈って、恋をして』

女性ウケが良さそうな映画だったので、DVD化されてすぐ、なんとなく見た映画。正直、前評判より面白くないと感じたのでさほど記憶に残らなかった作品です。ただ、TUTAYAに通う度に妙に気になる存在に…。とにかく、ほかのDVDと比べて、やたら枚数が多いんです、この映画。老若男女問わず人気の過去の超大作でも棚に置いてあるのは2枚程度なのですが、この作品は5枚くらい常時陳列されていて、レンタル済みで空になっていることがほとんど。もしや鑑賞する年齢、時期が違った?と思い、もう一度じっくり見てみました。

あらすじ

400ヵ国以上で翻訳された世界的ベストセラー本、アメリカ人女性エリザベス・ギルバートの自伝小説を映画化した人気作品。ジャーナリスト兼ライターとして活躍する35歳のエリザベス(ジュリア・ロバーツ)が離婚直後に苦い失恋を経験する。何もかもうまくいかなくなり、ニューヨークの自宅を捨てて1年間、自分探しの旅にでる。行き先はイタリア、インド、そしてバリ。イタリアの街で食欲を満たし、インドのアシュラムで瞑想三昧の日々を送り、最後のバリで自分自身を解放させていく。

  • 監督:ライアン・マーフィー
  • 製作:デデ・ガードナー
  • エリザベス・ギルバート
  • キャスト:ジュリア・ロバーツ(リズ・ギルバート)、ハビエル・バルデム(フェリペ)、リチャード・ジェンキンス(リチャード)、ジェームズ・フランコ(デビッド・ピッコロ)、ビリー・クラダップ(スティーブン)ほか
  • 原題:EAT, PRAY, LOVE/アメリカ/2010年/140分

感想

1回目の鑑賞よりも、2回目の方が心に響きました。人生に悩んだときにヒントとなるような名言もありました。けれども、なぜそこまでヒット作なのかいまひとつ腑に落ちないのが本音です。ラブコメでもない、ドラマティックな展開もない、結局何が言いたいの?と……

そんなこんなで何か納得がいかず、原作を読んでみました。これが、想像以上に面白く、深い内容でびっくり。なかなか赤裸々な内容です。男性がらみの欲求や時折思い出して苦しくなる過去の出来事、インドでの神秘体験、バリの文化やシャーマンとの会話など、旅行小説としても読みごたえがあります。しかも、女友達と話しているような軽快なテンポで展開されるのですごく読みやすい。訪れた土地の風習、ヨガのスピリチュアルな話は、ライター(ジャーナリスト?)ならではの深いリサーチや洞察に基づいて描かれています。

原作を読んで、なんだか納得しました。映画では旅の目的である自分探し、つまり精神的な葛藤、変化、成長が描き切れていないと思います。グルメ、ヨガ、出会いと、女子が憧れるような要素を散りばめている点では万人向けかもしれませんが、原作は全然違います!もちろん、映画は映画ならではの良さがありますが、あわせて原作を読むことをおすすめします。

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